注文住宅を建てる際に、木材を中心とした木造建築にするか鉄骨造の住宅にするか選択するのは、難しいのではないでしょうか。
木造建築は自然由来の素材がふんだんに使用されている住宅であるため、人気の建築でもあります。
今回は、木造の家に住むメリットについてご紹介します。
□木の家は健康面に良い?木の家に住むメリットをご紹介!
木材がふんだんに使用された住宅の最大のメリットは、過ごしやすい環境を整えてくれることです。
木に囲まれた住宅で過ごして、気持ちが安らいだ経験はないでしょうか。
実際に、木のような自然に囲まれた空間にはリラックス効果があります。
具体的には、血圧低下やストレスの抑制など精神面での効果や睡眠の質向上、調湿効果のような室内環境の向上が挙げられます。
使用されている木材が杉であった場合、杉の匂いによって血圧の低下が見られます。
そのため、血圧が下がり、ストレスの抑制につながります。
また、自然素材の無垢材を使用した空間で寝ることで深睡眠の時間が長くなることが判明しているため、活動中の生産性が向上し、睡眠だけでなく日常生活の質を向上させられます。
他にも、木には空間の湿度を一定に保つ調湿効果があります。
室内が乾燥していれば水分を放出し、湿度が高ければ湿気を吸収する働きがあります。
周囲の温度や湿度に応じて過ごしやすい環境を整えてくれるため、居心地の良い空間で生活できます。
□木の家を建てる時の注意点とは?
木の家を建てる際の注意点は、気密性を確保することです。
木が使われている環境下では、快適な空間で過ごせることが大きなメリットとしてご紹介しましたが、適切な素材を最適な場所に使用しないと気密性を確保できず、快適な環境づくりが難しくなってしまいます。
気密性は、建物の内外の温度や湿度を安定させるための密閉度の性能を指します。
気密性が低いほど外部から空気が流れ込んでしまい、冷暖房効率が下がり、木が使われた住宅の強みを生かせません。
そして、予算の内訳を明確にしておきましょう。
木の使用された住宅に限ったことではありませんが、木材は種類によって価格帯が変動しやすく、場合によっては思っていたよりもコストがかかってしまいます。
そのため、あらかじめかけられる予算を明確に決めておき、こだわりたい部分と妥協する部分を明確に設定しておきましょう。
予算を超えてしまうと、後々の住宅ローンの支払いや頭金の支払いなど、コスト面でやりくりが難しくなってしまいます。
□まとめ
木の家では自然素材がふんだんに使用されており、住み心地が良く、快適な室温を保ちます。
また、木の香りや調湿機能が室内環境をより良いものにします。
住宅は長年住むものであるため、より良い環境の中で住める住宅づくりを目指しましょう。