「新築の設計で海外の木材を取り入れてみたい。」
「海外製の材木を使う上で知識を付けておきたい。」
マイホームを設計する際に、海外の木材を取り入れてみようと考えている人は多いのではないでしょうか。
ですが、海外製の木材を上手く取り入れられるか不安に思いますよね。
そこで今回は、神戸の専門家が海外の木材について分かりやすく解説いたします。
□意外と多い!海外製の木材量
*7割が海外製だった!
なんと、日本で使われている木材の約7割が海外から輸入された木材です。
日本の森林率は67%と、海外に比べてかなり高いのが特徴です。
そのため、住宅用の木材も日本製のものが多いと考える人が多かったのではないでしょうか。
しかし日本産の木材は3割弱であり、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、アジアなど世界中から木材が輸入されています。
*外国産で使われる木材には何がある?
・スプルース
北米出身の木材です。
軽くて柔らかいのが特徴で、加工に適しています。
・ホワイトウッド
北欧やロシアから輸入しています。
見た目が白く、綺麗なのが良い点ですが、虫害に弱いのが弱点です。
・ベイマツ
メキシコ出身の木材です。
柾目取りした良質材は、「ピーラー」という呼称で高級材となっています。
・パイン
アメリカやオーストラリアなど幅広い地域から輸出されています。
カントリー調の味を出したい場合に使われます。
他にもチークやブラックウォルナットなど、さまざまな海外製の木材が存在します。
木材ごとに特徴やメリット、デメリットが異なります。
□海外製木材を使用する際の注意点
*日本の気候に合う?
湿度が日本の方が高く、腐敗してしまうのではないかと心配になる人もいらっしゃると思います。
確かに、高温多湿の風土に対して木材の調湿機能が追いつかず、腐ってしまうことも考えられます。
しかし熱帯地域で育った木材など、そのような特徴を持たない木材も存在します。
木材の特徴を把握した上で、自分の好みに合った木材を選べば、海外製でも恐れる必要はありません。
*安全面での問題は?
輸入材を運ぶには、船で時間をかけて輸送する必要があります。
その際に腐敗や傷みが起こらないように防腐剤や消毒が施されている可能性があります。
この防腐剤や消毒剤が喘息などの健康被害を引き起こす恐れがあるのです。
そのため心配に感じる人は、必ず薬注処理した木材が使われていないかどうか、業者に確認するようにしましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅のデザインにおける海外の木材の特徴や注意点についてご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、海外製の木材を取り入れてみてください。
また当社では、神戸市を中心に注文住宅のデザイン・設計を行っております。
個別相談やイベントを随時行っており、当社の専門家がお客様に合わせて最適なプランをご提案いたします。
ぜひ一度、当社までお問い合わせください。