高気密高断熱住宅なのにトイレが寒い?原因や対策について解説します!

「高気密高断熱住宅を建てたはずなのにトイレが寒い」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
特にトイレやお風呂などの水回りは冷えやすく、ヒートショックが発生しやすいため注意が必要です。

この記事では、高気密高断熱住宅なのに寒い理由やトイレの寒さ対策について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□高気密高断熱住宅なのに寒い理由とは?

「高気密住宅」とは隙間なく建てられた住宅のことで、「高断熱住宅」は断熱性を高めた住宅のことで、それらを併せたものを「高気密高断熱住宅」と呼びます。
これらの性能は数値によって確認できます。

UA値(外皮平均熱貫流率)は断熱性を数値化したもので、家の中から外への熱の逃げやすさを表しており、数値が低いほど熱が逃げにくく、断熱性に優れているということになります。
C値(相当隙間面積)は気密性を数値化したもので、どれだけ家に隙間があるかを表しており、数値が低いほど隙間が少なく、高気密であることを示しています。

また、高気密高断熱住宅では24時間換気システムが義務付けられており、この換気も寒さの原因となっている場合があります。
換気システムには以下の3つがあります。

*第1種換気

吸気と排気のそれぞれにファンを設置し、強制換気を行うシステムです。
常に機械で空気の入れ替えを行っているため、安定して正確な換気ができます。

*第2種換気

機械で吸気し、自然に排気を行うため、計画的に空気を入れ、部屋の空気圧によって押し出して換気を行うシステムです。
外部からの汚れた空気の流入を防ぎ、空気を清潔に保てます。

*第3種換気

機械で排気し、自然に吸気を行うため、汚れた空気やニオイを取り除きたいお風呂場やキッチンなどでよく使われます。
排気した分だけ、自然に空気が入ってくるので、冬は冷たい外気が直接入ってきて寒さを感じさせる原因となります。
使う機械によっては、吸気口も小さくすみ室内の温度に影響が少ないものもあります。

どのような機械を使って換気しているかは、工務店によって様々ですが、メンテナンス方法、毎月の光熱費、音は
生活する上で非常に大切です。

□トイレの寒さ対策とは?

トイレの寒さ対策としては、以下が挙げられます。

・廊下に面して設置しない
・南側に設置する
・トイレを暖房する

トイレに行くまでに通る廊下が寒くて、トイレが寒くなってしまっているケースがあります。
そのため、トイレは廊下ではなくリビングに面した場所に設置するのが良いでしょう。
また、できるだけ南側に設置することで、日中、太陽が当たっていれば夜間も暖かくなります。

□まとめ

この記事では、高気密高断熱住宅なのに寒い理由やトイレの寒さ対策について解説しました。
完成した住宅を建て替えるのはそう簡単ではありません。
建ててから後悔しないためにも、ご紹介したポイントを踏まえて家づくりをしましょう。
家づくりに関するお悩みやご不明点等などあれば、当社までご相談ください。

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