「リビング階段」とはリビングの中に階段を設置する間取りのことで、「リビングイン階段」とも呼ばれています。
リビング階段を高気密高断熱住宅と合わせて取り入れることで、様々なメリットやデメリットが挙げられます。
そこで今回は、高気密高断熱住宅とあわせて取り入れることで、どのようなメリットやデメリットがあるのかをご紹介します。
□高気密高断熱住宅にリビング階段を取り入れるメリットとは?
1つ目は、家族の顔がよく見れることです。
リビングに階段を取り入れた場合、玄関からそのまま上の階に上がることはできず、必ずリビングを通る必要があります。
廊下に階段がある場合、いつの間にか家族が外出しているという可能性がありますが、リビング階段の場合は、出入りする家族と必ず顔を合わせられます。
よく顔を合わせるため、家族と会話する機会が多くなりやすいでしょう。
2つ目は、リビングが開放的にみえることです。
廊下に階段がある場合は、廊下とリビングの間を壁で隔ててしまいますが、リビング階段の場合は、その壁が必要ないためリビングが比較的広くみえます。
リビング階段は、上下に視線が広がり開放的な雰囲気になるためおすすめです。
3つ目は、家族とのコミュニケーションが取りやすくなることです。
リビングに階段がある場合、キッチンで食事を作りながら上の階にいる家族に声を掛けられます。
わざわざ上の階に行く必要がないため、効率的で時間短縮につながります。
また、別の階にいながら話せるため、家族とのコミュニケーションが増えやすくなるでしょう。
□高気密高断熱住宅でのリビング階段のデメリットとは?
リビング階段のデメリットは、「コールドドラフト」が発生してしまう可能性があることです。
「コールドドラフト」とは、不快な冷たさを感じてしまう気流のことで、性能がしっかりと整った住宅ではない場合に起こりやすい現象です。
冷たい空気が下に溜まる性質により、1階のリビングに冷たい空気が流れ、寒さを感じてしまう場合があります。
リビング階段を取り入れ、家族とのコミュニケーションを増やそうと考えていたのに、寒さでリビングに長居できないと悩まないためにも、リビング階段を設置する場合は、高気密高断熱住宅を合わせて検討すると良いでしょう。
また、開放的に見えるリビング階段ですが、家族のプライベートな空間が無くなりやすい性質があります。
特に、子供は年齢によってプライバシーを大切にしたい場合もありますので、家族のプライベートを考慮して設計することをおすすめします。
□まとめ
今回は、高気密高断熱住宅にリビング階段を取り入れる場合のメリットとデメリットをご紹介しました。
家族とのコミュニケーションの機会が増えやすいリビング階段を取り入れるには、高気密高断熱住宅とあわせて設計することをおすすめします。
注文住宅を検討されている方はぜひ、良いものを安く仕入れ適正な価格で提供することを大切にしている当社にご相談ください。