「高気密高断熱住宅では、音がよく響く」
このような噂を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
高気密高断熱住宅は様々なメリットがある一方で、このようなデメリットもあります。
この記事では、高気密高断熱住宅では音が響くといわれる理由、音が響くことに対しての対策法をご紹介します。
高気密高断熱住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□高気密高断熱住宅は音が響く?
高気密高断熱住宅は気密性が高く、家の中の音が漏れにくくなります。
外部の音(電車、車、雨能の音)がほぼ入ってこないほどです。
その一方で、家の中で発生した音は逃げ場がなくなって家の中で反響してしまうため、高気密高断熱住宅ではよく音が響いてしまうといわれています。
具体的には、リビングでのテレビの音や話し声が大きくて寝室にまで聞こえてきたり、ドアを閉めたバタンという音が他の部屋にまで聞こえてしまったりします。
□高気密高断熱住宅の音対策とは?
先程、高気密高断熱住宅は音が響いてしまうとご紹介しましたが、ここでは音が響いてしまうことに対しての対策法をご紹介します。
*1.間取りを工夫する
室内の反響音を最小限に抑えるためには、音が反響しにくい、または気にならないような間取りになるように工夫する必要があります。
一般的に、音は広い空間の方が反響しやすいため、吹き抜け・屋根裏やロフト・ワンフロアなどの間取りにする際はよく検討しましょう。
また、駐車場・トイレ・ランドリールーム・子ども部屋などの隣には、寝室のような静かに過ごしたい部屋を配置しないことをおすすめします。
どうしても音が出てしまう部屋と隣合ってしまう場合、部屋と部屋の間にクローゼットを設置してみるのも良いでしょう。
*2.吸音性の高い素材を選ぶ
防音性の高い家では、一般的に室内の音がこもりやすくなってしまうため、音を吸収しやすい素材を建材に使用することも効果的です。
また、内壁と外壁の間に空気層を作ったり、1階の天井と2階の床材との間に空間を設けたりすることで、音の振動が伝わりにくくなります。
加えて、家具やファブリックがお家の中に入ることによって、音を吸収してくれるので、それだけでも十分な音対策になります。
□まとめ
高気密高断熱住宅のデメリットのひとつである「音が響きやすい」という要素の原因や対策法について解説しました。
このような点にも注意した上で、高気密高断熱住宅を選び、快適な暮らしを実現してください。
高気密高断熱住宅についてご不明点等ありましたら、お気軽に当社までご相談ください。