「世界一頑丈な家ってどんな家だろう」
「長持ちする家を建てるには、どうすればいいのかな」
家を建てるなら、頑丈で長持ちする家が理想的ですよね。
そこで今回は、現存する頑丈な家の紹介と、頑丈な家を建てるためのポイントについて説明します。
□日本に現存する頑丈な家について
まず、日本で長く使われる頑丈な家の例を見ていきましょう。
*桂離宮
京都府の桂に現存する、皇室関連施設です。
1615年ごろに建てられ、創建当時とほとんど変わらない姿を保つ、歴史的価値の高い建物です。
数寄屋造りという工法で建てられており、素材は主に、床と柱が竹や杉丸太、板材に桑の1枚板、壁は土壁が使用されています。
木と土でできているため通気性が良く、日本の風土に適しています。
そのため桂離宮のような数寄屋造りは、江戸時代以降には全国的に建築されています。
*正倉院
奈良県の東大寺に現存する、聖武天皇ゆかりの品を多く収蔵する建物です。
建てられたのは756年ごろなので、なんと1200年以上昔のものが、美しい姿で残っています。
ここまで古く保存状態の良いものは世界的に見ても珍しいのですが、なぜ木造の建物が1200年以上も現存し続けられたのでしょうか。
答えは「校倉造(あぜくらづくり)」という工法にあります。杉板を杉柱に掘った溝に落とし込むことで壁をつくる工法で、杉の耐震性と調湿性をそのまま生かすことで世界一ともいえる頑丈さを生み出しています。
□頑丈な家を建てるためのポイントについて
では、正倉院や桂離宮と同じような、頑丈な家を建てるには、何に注意すれば良いのでしょうか。
ポイントは「自然災害に強い家をつくること」です。
日本は世界的に見ても災害大国で、年間平均で約11個の台風が接近するうえ、地震も多発します。
まず、日本で長持ちする頑丈な家をつくるには、耐震性能が必要不可欠です。
「耐震性能3」を満たす物件が増えてきていますが、耐震構造に不安のある住宅にお住まいの方は「耐震補強工事」を行うのもおすすめです。
また、台風対策として水害や暴風に強い家をつくるのもおすすめです。
窓に雨戸やシャッターを設置したり、屋根を補強したりすると対策になります。
□まとめ
今回は、世界一頑丈な家の例と、長持ちする頑丈な家をつくるポイントについて説明しました。
長持ちする家は、日本の風土に合わせて作られていると言えるでしょう。
当社では、高い耐久性と快適性を兼ね備える家づくりを得意としております。
頑丈な家をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。