夏は暑く冬は寒い、四季がある日本だからこそ一年中快適に過ごせる家って憧れますよね。
今回は、一年を通して快適な住まいをつくるポイント、そしておすすめの間取りや設備についてご紹介します。
□一年中快適に暮らせる家づくりで欠かせないポイントとは!?
皆さんは、一年中快適に過ごせる住宅の特徴と言えば、何を思い浮かべますか。
エアコンや扇風機など設備が整っている、気密性に優れているといった特徴が思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろんそのようなポイントも重要ですが、今回おすすめするのは「太陽の光や風などの自然エネルギーを効率的に活用した間取り」です。
自然エネルギーからの熱や涼風を上手に取り込みつつ、エアコンなどの設備で気温を調節することで、節電しながら快適な住まいを実現できるでしょう。
では、自然エネルギーを上手く活用する具体的な方法を2つご紹介します。
最初にご紹介するのは、「高性能な窓」です。
ある調査で、外から室内に入ってくる熱量の7割、そして部屋から外に逃げていく熱量の5割は「窓から」であると分かりました。
つまり、室内における夏の暑さ、そして冬の寒さの要因の大半は窓にあるということです。
そのため、より高性能な窓を取り入れることで、効率的に部屋の気温を保てるでしょう。
次に、「深い軒」も快適な住まいの実現にはおすすめです。
太陽は、夏場は真上側、冬場は斜めの角度に位置します。
屋根の軒を深めのものにすれば、夏の上側からの太陽の光を防ぎ、かつ冬場は斜めから入っている光を室内に取り込めます。
このように、家電製品を使用せずとも窓や間取りを意識することで、年中暮らしやすい家を実現できるのです。
□快適な住まいを実現する間取りや設備をご紹介!
ここからは、快適な住まいを実現する間取りや設備について、さらに詳しくご紹介します。
前節でご紹介した「高性能な窓」そして「深い軒」の他に、「シーリングファン」もおすすめです。
シーリングファンとは、天井に取り付けるタイプの扇風機で、洋風の建物で見かけるよく見かける方も多いのではないでしょうか。
シーリングファンは、回転方向によって上側の空気と下側の空気を入れ替えることが可能です。
そのため、部屋全体の空気を調整し、効率的に過ごしやすい空間をつくれます。
また、窓を家の北方面に設置する工夫も効果的でしょう。
日本では、夏は南側から暖かい風が吹くため、北側に窓を設置することで暖かい風の侵入を防げます。
さらに、北側の窓は南風の抜け道ともなるため、室内に暖かい空気が籠らないよう調節もできます。
□まとめ
家の間取りや設備を工夫することで、室内の快適さが変わってきます。
他にも、住宅の間取りで工夫できるポイントはたくさんあるため、一度調べてみると良いでしょう。
これからマイホームの建築を予定されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。