快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、2世帯住宅を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、2世帯住宅の土地ありの費用相場と2世帯住宅を建てる前に知っておくべき注意点についてご紹介します。
□2世帯住宅の土地ありの費用相場
二世帯住宅の建築費用は、構造や設計によって大きく異なります。
一般的な目安としては以下の通りです。
・完全同居型:建築費用の目安は2,100万円~3,200万円(30~40坪の場合)
・部分共用型:建築費用の目安は2,800万円~4,000万円(40~50坪の場合)
・完全分離型:建築費用の目安は3,900万円~5,200万円(55~65坪の場合)
これらの金額は、坪単価を70万円~80万円と仮定した場合の目安であり、実際の費用は建材や設備の選択、地域によって異なります。
□2世帯住宅を建てる前に知っておくべき注意点
二世帯住宅を建てる際には、後悔やトラブルを避けるために以下の3つのポイントに留意することが重要です。
1.建て替えかリフォームかを検討する際は慎重に
二世帯住宅を検討する際には、建て替えとリフォームの選択があります。
しかし、今の土地が再建築不可物件である可能性や、再建築不可物件であっても可能な再建築手法などを調査し、適切な選択をする必要があります。
建て替えやリフォームのメリット・デメリットを把握し、慎重な判断を行いましょう。
2.バリアフリー対応を設計時に計画する
将来的に親世帯が介護を必要とする可能性がある場合、バリアフリー対応は重要な要素となります。
新築時にバリアフリー設備を計画し、将来的なリフォームの負担を軽減することが大切です。
廊下の幅や入口の段差など、バリアフリーのポイントを事前に検討しましょう。
3.ご両親との相談を重視する
二世帯住宅は親世帯との共同生活を想定しています。
したがって、間取りや費用の面での要望や意見を、事前にしっかりとご両親と相談し合うことが重要です。
コミュニケーションを取りながら、両世帯が快適に暮らせるような計画を立てましょう。
これらのポイントに留意することで、二世帯住宅の建築プロセスや暮らしにおいて、より円滑かつ満足度の高いものにできます。
□まとめ
2世帯住宅の土地ありの費用相場は、構造や設計によって大きく異なります。
そのため、あらかじめご自身の希望する構造や設計をもとに費用相場を調べることをおすすめします。
また、2世帯住宅を建てる前は、建て替えかリフォームかを検討する際は慎重に行うこと、バリアフリー対応を設計時に計画すること、ご両親との相談を重視することの3つに注意しましょう。