基礎工事は家づくりにおいてとても重要な工程です。
その基礎を作っている生コンクリートの性質は、何十年もの間家を支える大切な要素なので、
コンクリート打設日には私たちも朝から現場に出向き、受け入れ検査に立ち会ってきました。
主な検査項目は、
1.スランプ試験・・・生コンクリートの流動性を調べます
一般的に15~18㎝の範囲で、施工するようになっています
2.空気量測定・・・コンクリートの圧縮強度に影響します
普通コンクリートでは、4.5±1.5%が適正値とされています
3.塩化物イオン濃度測定・・・濃度が高いとコンクリート内の鉄筋が錆びやすくなってしまいます
生コンクリートの塩化物含有量は、原則として0.30kg/m3以下が規制値となっています
4.圧縮強度試験・・・コンクリート打設日から7日後、28日後に圧力をかけて壊れる数値を確認します
これらが全て完了して初めてコンクリート打設が施工できるのです。
しかし、28日後の圧縮強度試験の結果が基準値に満たない場合、最初から基礎工事のやり直しとなるため、
信頼できる基礎工事業者さんと私たち自身の目で一つずつ確認を行っています。
このように、家づくりには完成してからでは分からない様々な工程がいくつもあります。
なるべくお客様には工事の内容や必要性をご理解いただけるよう事前にご説明致しますが、
一生に一度のマイホームの完成までの道のりを是非一緒に楽しんでいただければと思います。