皆さんは注文住宅を購入される時にどんな点に気を配られますか。
もちろん間取りや部屋の明るさなどは大事ですが、意外と見落とされがちなのが廊下の幅です。
廊下というとただの通路だと思われるかもしれませんが、適切な廊下の幅が歩きやすさ、生活のしやすさへとつながってきます。
今回は廊下の幅についてご紹介します。
□一般的な廊下の幅の広さについて
皆さんは今お住まいの家の廊下の幅をご存知でしょうか。
一般的な廊下の幅の広さは、約75〜80センチメートルとなっています。
廊下の幅にこだわる方は多くないかもしれませんが、大きな家具や電化製品をお持ちの場合は気を付ける必要があります。
なぜなら入居時にそれらのものを家から出し入れするのが困難になるからです。
せっかく素敵な家を建てたのに、家具の出し入れが出来なくなってしまっては困りますよね。
また、ご家族の中に、車椅子をご利用になられる方がいらっしゃる場合はさらに広めに設計する必要があります。
手すりなどを取り付ける必要がある場合も、同様の措置をとられた方が良いでしょう。
車椅子の平均的な幅は約60〜70センチメートルなので、手すりなども必要な場合だと、余裕を持って廊下の幅は90センチメートル以上にされるのがおすすめです。
□廊下の幅を決める時の注意点について
続いては廊下の幅を決める時にどのようなことに注意すればいいかを、他の購入者の体験を元にご紹介します。
*廊下の狭さに不満を感じる
この方は何より部屋を広くしたかったそうです。
そこで壁を薄くし、廊下を狭くすることで少しでも部屋を大きくできるようにと苦心されました。
そして、当初120センチメートルを予定していた廊下の幅を90センチメートルまで狭くしたそうです。
しかし、改めて廊下の狭さに気づいたのは入居してからしばらく経ってからのことでした。
きっかけは大きめの箱などを持ってすれ違うのが大変だと感じたそうです。
やはり専門の方の言う通りにして、もう少し通りやすさにこだわれば良かったと反省されているそうです。
*過剰な設備投資だったかもしれない
次の方は注文住宅の設計をする際に、バリアフリー化のために全ての廊下に手すりをつけられました。
しかし、手すりは思っていたよりも廊下を狭くしてしまう上に、埃が溜まるなどの手入れも大変でした。
さらに、実際に手すりを必要とするのは何年も先の頃だから今は必要ではなかったと考え出した矢先、後から追加で付ける場合は助成金を受け取れることを知りました。
この経験から初期の過剰な設備投資は必ずしも必要ではなかったと感じられたそうです。
□まとめ
今回は、注文住宅の廊下の幅についてご紹介しました。
これらの内容を元に最適な設計プランを立ててくださいね。
また、神戸で注文住宅の購入をお考えの際はぜひ当社までご連絡ください。