【神戸】デザイン住宅で平屋にするメリットや注意点とは？

平屋のメリット

平屋には以下のようなメリットがあります。

・上下移動がない

ワンフロアの平屋には2階がないため、上下移動する必要がありません。そのため、バリアフリーに対応しやすいだけではなく、家事負担の軽減にもつながります。

2階建て住宅の多くは日当たりのよい2階にベランダを配置しているため、1階で洗濯したものを2階まで運ばなくてはなりません。他にも、トイレが1階にしかない場合は、トイレの度に1階に降りる必要があります。しかし、平屋であればすべて同じフロアにあるため行き来がしやすく、洗濯や掃除も効率よく済ませられます。

・間取りの自由度が高い

2階のない平屋は、間取りに制約が生じにくい点もメリットです。敷地の形に合わせて、自由に間取りを決めることができます。

・天井を高くできる

平屋は2階がないため、天井を高くできることもメリットの一つです。また、2階の重さがない平屋は構造的にも安定しているため、柱や壁の少ない開放感のある間取りにできます。

・家族とコミュニケーションをとれる

すべての部屋がワンフロアにある平屋は、どこにいても家族の気配を感じられます。平屋では常に家族が同じ階にいるため、気軽に声をかけられ、家族とコミュニケーションをとりやすいことも大きな魅力です。

・メンテナンス費用を抑えられる

住宅は建築したら終わりではなく、長く快適に住み続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。平屋は2階建ての住宅と比較して、メンテナンス費用を抑えられます。2階のない平屋では、外壁や屋根のメンテナンスを行う際に大掛かりな足場を組まなくても作業ができるため、余分な費用を抑えられます。

平屋にする際の注意点

多くのメリットがある平屋ですが、建築する際にはいくつかの注意点があります。

・プライバシーの確保が必要

すべての部屋がワンフロアにある平屋は、家族とコミュニケーションをとりやすいことがメリットですが、一方でプライベート空間の確保が難しいといえます。プライベート空間を確保するには、部屋の配置や間取りに注意しましょう。

また、平屋の立地によっては通行人の視線が気になる場合もありますので、目線の高さに植木を設置したり、道路に面する側の開口部を抑えたりするなど、プライバシーが確保できる工夫をしましょう。

・防犯対策が必要

扉や窓がすべて1階にある平屋は外から侵入しやすいため、防犯対策が必要です。防犯カメラやセンサーライトを設置し、建物の周囲に砂利を敷くなど、十分な対策をとりましょう。

・日当たりや風通しに注意が必要

平屋の構造上、中心に位置する部屋は日当たりや風通しが悪くなる恐れがあります。部屋の数が多くなるほど外と接しない部屋ができるため、天窓を設置したり、建物をL字型やコの字型に設計したりするなど、日当たりや風通しをよくする工夫が必要です。