注文住宅を建てる際には、まずは予算を明確にしなければなりません。建築費の予算を決めるには様々な方法がありますが、工務店がおすすめするのが、こだわりに合わせて予算を決める方法です。
こちらでは、こだわりに合わせた建築費の決め方と、間取り・お金・土地の注意点についてご紹介いたします。
工務店がおすすめするこだわりに合わせた建築費の予算の決め方
注文住宅を建てる際の建築費で悩んだら、こだわりに合わせて予算を決めることをおすすめします。
価格
できるだけ建築費を抑えたいとこだわる方には、ローコスト住宅を選ぶことをおすすめします。
立地
注文住宅を建てる場所にこだわるなら、土地代が高くなるので、建築費を抑えなければなりません。内装をシンプルにして外装をおしゃれにするなど、お金をかける部分とかけない部分にメリハリをつけることで、建築費を抑えることができます。
内装や外装
内装や外装にこだわりたい方は、建築費に予算がかかってしまうので、まずはどれくらいの建築費が確保できるのか、予算を明確にしましょう。予算が十分でない場合は立地を妥協することはもちろん、内装をシンプルにしてインテリアにこだわるなどの工夫が欠かせません。
間取りに関する注意点
間取りを決める際に重要となるのが、生活空間を用途別に分類するゾーニングです。ゾーニングでは用途別に4つのゾーンに分け、関連のある部屋を周囲に配置して間取りを決めます。
こちらでは、4つのゾーンについてご紹介いたします。
パブリックゾーン
家族はもちろん来客も利用するのが、パブリックゾーンです。パブリックゾーンには、リビングやダイニングなどが分類されます。
プライベートゾーン
家族が利用するのが、それぞれの個室や書斎などのプライベートゾーンです。
サービスゾーン
生活を支える機能があるのが、サービスゾーンです。キッチンやお風呂、洗面所やトイレなどがサービスゾーンに分類されます。
移動ゾーン
それぞれのゾーンをつなぐ、玄関ホールや廊下、階段などが移動ゾーンとなります。
お金に関する注意点
工務店に依頼して注文住宅を建てるには、大きな資金が必要となりますので、事前にお金に関する注意点を把握しておくことをおすすめいたします。
頭金は20％が目安
最近では頭金不要でも住宅を取得できることもありますが、その分だけ利息が多くなり、返済総額が高くなってしまいます。一般的に、頭金の目安は住宅取得費の20％となっています。
諸経費は5％が目安
工務店に依頼して注文住宅を建てる際には、土地代金や建築費以外にも、税金など様々な諸経費が必要となります。諸経費の目安は、住宅取得費の5％となっています。
住宅ローンのシミュレーションをする
建築費の予算を決めるには、住宅ローンのシミュレーションをしてみることをおすすめします。その際の注意点が、現在の家計で返済可能なローンの金額をシミュレーションすることです。「今後、年齢が上がれば収入が増えるはず」「子育てが一段落したらパートに出る予定」など楽観的な考えでローンを組むと、収入が減った場合や教育費の負担が大きくなった場合に返済できなくなることもあるので、無理なく返済できる額を設定しましょう。
土地選びに関する注意点
注文住宅を建てる土地を選ぶ際には、以下のポイントがあります。
面積
希望の注文住宅が建てられる広さがあるのかが、最も重要なポイントです。
地形
変形した土地では、希望通りの注文住宅が建てられない場合もあるので、方位や接面道路と合わせてチェックしましょう。
地盤
地震の多い日本では、地盤の確認も欠かせません。軟弱な地盤の場合は、地盤改良費用が必要となります。
環境
日当たりや風通しなど、土地の環境も確認したいポイントの一つです。
利便性
最寄り駅からの距離、スーパーや病院、学校などが近くにあるのかを確認しましょう。
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