003 声をつなぐ家
街中の狭小地で生まれた、遊び心と家族を繋ぐ3階建ての暮らし
CONCEPT
隣家にはさまれた縦長の敷地。にもかかわらず、室内は驚くほど明るく開放的で窮屈さを感じさせない。空間を仕切る壁を取り除けば、家全体がひとつの大きな空間となり、光や風と共に家族の声をゆるやかに繋ぐ。
暮らしに必要な“生活の場”と自分たちらしさを堪能する“遊び場”をどちらも両立させた「つながる家」は、コンパクトながらも、無駄のない、自分たちの暮らしにフィットした心地よいお住まい。住宅密集地ならではの限られた敷地だからこそ見えてきた、自分たちらしさの作り方。
1F
2F
3F
❶ 遊び心のつまった箱型の外観
箱を組み合わせたような外観は、見た目の遊び心だけでなく、心地良い住まいをつくる上で欠かせない様々な手法が組み込まれている。例えば、枠のように突き出た軒と壁は、光や風の入りを調整し、外からの視線を遮る役割を担っている。また、1階の扉をあえてガラス仕様にしたことで、玄関周りをギャラリーのような空間に仕立てた。
❷ 光と風をつなぐひとつづきのLDK
SE構法の門型フレームを使えば、空間を仕切る柱や壁を最小限に抑えることができ、明るく開放的なLDKが実現可能。ひとつづきの空間は、暮らしにゆとりをもたらすだけでなく、光や風を家中に届け、自然を感じる心地良さを生みだす。窓際に設けた吹き抜けにより、光が奥まで行き届き、昼間でも明るく開放的な空間をつくりだしている。
❸ 使い勝手と遊び心の融合
限られた空間こそ、収納や棚の配置はかしこく、シンプルに。構造材の柱を利用した壁面収納は、スッキリとさせつつ、見せる収納として自分たちらしさも演出できる。好きな本や小物を飾ったり、観葉植物を並べたりと、使い方は自分たち次第。使い勝手の中に遊び心を散りばめた空間は、家族が自然と集まるお気に入りの場所に。
❹ 暮らしの幅を広げる玄関土間
収納兼作業場でもある玄関は、使い方次第で幾通りにも暮らしの幅を広げる。趣味のモノを飾ったり、アウトドア用品の手入れをしたり、友人たちとホームパーティーを楽しんだりと、自分好みの空間で過ごす時間はこの上なく楽しい。限られた敷地であっても、用途を兼ねることで、また違った暮らしのあり方を手に入れることができる。
SPEC
延床面積:103.50㎡[31.30坪]
構造:耐震構法SE構法[耐震等級3]
断熱:現場吹付け発泡ウレタン
換気:排気型集中換気システム
窓:樹脂サッシ[Low-E 複層ガラス]
性能:C値0.5㎠/㎡以下
Ua値0.6W/㎡K以下
COST
A 本体価格 2,350万円
B その他費用 150万円
工事請負金額[A+B] 2,500万円
※本体価格に外構費用・設計管理費は含まれておりません。
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